イソフラボンは血液を改善してくれる?イソフラボンの血液改善効果
イソフラボンには血糖値と血圧を改善させる効果がある
イソフラボンには血糖値と血圧を改善させる効果があります。
1つずつ紹介していきます。
イソフラボンの血糖値改善効果
イソフラボンにはインスリンの効果を高めて、血糖値を低くする効果があります。
インスリンは血糖値の上昇を抑える効果があります。
イソフラボンには、インスリンの抵抗性*を下げて、インスリンの効果を高めます。
インスリンの効果が高まることで血糖値を低く保つことができます。
*インスリンの働きが弱り、血液中の糖を減らせなくなってしまうこと
イソフラボンの血圧改善効果
イソフラボンには血圧の上昇を抑える効果があります。
第18回国際高血圧学会の報告によると、スコットランドの住民にイソフラボン約30mgを含むゼリーを4週間毎日摂取させた結果、血圧が下降したというデータがあります。
第19回国際高血圧学会では、イソフラボンの血圧降下メカニズムに関する報告が公表されています。
この報告におけるイソフラボンが血圧を降下させるメカニズムの要点は、次の2点です。
・血管を拡張させる「一酸化窒素」を増加
・血管収縮作用を持つ「エンドセリン」の分泌抑制
イソフラボンは、血管拡張の促進と、血管収縮の抑制に働きかけることで、血圧の上昇を抑えることができるのです。
一酸化窒素って何?
一酸化窒素は、血流を整える役割を持ち、酸素と栄養、水分を全身に送り届ける役割、老廃物を排出する役割を持ちます。
一酸化窒素は、血管付近にいる「一酸化窒素産生酵素」が作っており、
イソフラボンは、血管の健康に関与するこの酵素を活性化させるのです。
この酵素には3つの機能があります。
・血流の調節機能
・防衛機能
・血液を凝固させないための機能
それぞれ役目は違いますが、イソフラボンによって活性化され、血管の働きを強化します。
エンドセリンって何?
「エンドセリン」は、血管に面した細胞に存在する強力な血管収縮物質です。
本来は、血管の役割を正常に保つ働きがあります。
しかし、過剰に分泌してしまうと、血管が収縮します。
イソフラボンは、このエンドセリンの分泌を抑え、過度な血管の収縮を防ぎます。
まとめ
イソフラボンには、インスリンの効果を高めて血糖値の上昇を防ぐ、一酸化窒素を増加させ、エンドセリンの分泌を抑制することで血圧を正常に保つ効果があります。
イソフラボンには血液を改善させる効果があるのです。