イソフラボンが骨を作る?イソフラボンの女性の骨が強くなる作用は2つ!

イソフラボンがどうやって骨を作るの?

「40代になると、女性ホルモンが減り、骨密度が減少するからイソフラボンを取ると良い」という話はどこかで耳にしたことがあるかもしれません。
しかし、いまいち根拠が分からないからイソフラボンが信用できないという方もいるでしょう。
今回はイソフラボンが骨の形成を促進するメカニズムをお伝えします。

イソフラボンは女性ホルモンであるエストロゲンと似たような働きをします。
イソフラボンとエストロゲンは化学構造が似ているためです。
ゆえに、女性ホルモンのような作用があります。

イソフラボンは、その女性ホルモン作用で女性の骨の成長を促進します。
イソフラボンには、骨の成長を守り、骨を作るという2つの作用があります。
具体的には次の通りです。

・破骨細胞の暴走抑制
・骨芽細胞の働きの促進

この2つの作用について、次の項目で説明していきます。

破骨細胞って何?カルシウムの溶出?イソフラボンの働き

破骨細胞の暴走抑制、骨芽細胞の働きの促進の2つの働きについて説明します。

破骨細胞の暴走抑制

イソフラボンが女性ホルモンの代わりとなり、破骨細胞の暴走を抑制します。
破骨細胞は、酵素を使う、骨に接する部分を酸性にするなどして、骨を溶かして吸収します。
破骨細胞は本来、古くなった骨を新しい骨に作り変えるためにこの骨を溶かす働きがあります。
しかし、更年期などで女性ホルモンが減少すると、破骨細胞の作用を抑制する力が弱くなり、破骨細胞が骨を溶かして吸収してしまいます。
イソフラボンが、女性ホルモンの代わりとなることで、破骨細胞の作用を抑制し、過度に骨を溶かしにくくします。
つまり、イソフラボンが破骨細胞の暴走を抑制するのです。

骨芽細胞の働きの促進

イソフラボンが女性ホルモンの代わりとなり、骨芽細胞を用いて骨を形成します。
骨芽細胞は、新しい骨を作る細胞で骨の材料です。
女性ホルモンがこの骨芽細胞の骨を作る働きを促進しています。

しかし、更年期などで女性ホルモンが減少すると、この骨芽細胞の働きが鈍くなります。
イソフラボンは、女性ホルモンの代わりとなり、骨芽細胞を用いて骨を形成していきます。
これがイソフラボンが骨を作るメカニズムです。

まとめ

女性ホルモンは骨芽細胞と破骨細胞の作用をコントロールし、骨代謝を促進させます。
しかし、更年期など何らかの原因で女性ホルモンが減少してしまうと、骨代謝が衰え、骨が成長しなくなります。
そこで、イソフラボンが女性ホルモンの代わりになることで、骨芽細胞と破骨細胞の作用をコントロールして、骨を成長させます。
このように、イソフラボンは骨を作る働きを促進させているのです。

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