イソフラボンの過剰摂取で悪影響?イソフラボン過剰摂取の影響を詳しくご紹介します
イソフラボンの過剰摂取ってどれくらいなの?
イソフラボン摂取量上限で過剰摂取をしているか確認
大豆イソフラボンは天然由来の食品成分だからといって、
健康に悪影響が無いわけではありません。
イソフラボンの摂りすぎには注意しましょう。
イソフラボンには国の食品安全委員会が定めた摂取量の目安があります。
普段の食事でのイソフラボンの摂取量の目安は75㎎です。
それとは別に、普段の食事にサプリメントで上乗せして摂取する場合、
サプリメントとしての目安量は、30mgです。
普段の食事またはサプリメントの摂取で、
この摂取量を超える量を継続的に摂取している場合は、注意が必要です。
影響はあくまで長期で過剰摂取した場合のみ
たった一日の過剰摂取でその影響が出るわけではありません。
あくまで継続的に摂取量上限をオーバーした場合のみです。
継続的にと言っても個人差があり、
影響が出るまでの期間が数か月以内の方もいて、1年以上かかる方もいます。
短期的に体に影響を及ぼすわけではないので、ご安心ください。
ただし、日常的に摂取量上限をオーバーしていないか、摂取量を計算しておきましょう。
普段の食生活でのイソフラボンの摂取上限
・75mg
普段の食生活に加えてサプリメントで上乗せする際の上限
・30㎎
イソフラボンの過剰摂取による影響
摂取量上限の根拠は?
女性が長期的に過剰摂取した場合、悪影響を及ぼす可能性があります。
以下は、食品安全委員会が定めた摂取量上限の根拠です。
普段の食事でのイソフラボン摂取量上限の75㎎は、継続的な過剰摂取で子宮内膜増殖症が起きると想定される150mgの半量です。
サプリメントの上限30mgは、継続的な過剰摂取で生理不順が起きると想定される57mgの半量です。
このように、いずれも過剰摂取による子宮内膜増殖症、生理不順などの悪影響が想定されています。
イソフラボン過剰摂取の悪影響
生理前のイソフラボン過剰摂取
生理前にイソフラボンを過剰摂取してしまうと、
生理周期を乱してしまう可能性があります。
月経前症候群の原因は、脳内ホルモンや神経伝達物質、女性ホルモンのバランスの異常に起因すると考えられています。
イソフラボンの過剰摂取は、かえってこのホルモンバランスをさらに乱してしまい、
逆効果です。
月経前症候群の緩和に、イソフラボンの過剰摂取はリスクがあるのでやめましょう。
過剰摂取でエストロゲン依存性疾患?
エストロゲン依存性疾患は、体内の女性ホルモンの増加で発症のリスクがある病気です。
イソフラボンは女性ホルモンとして働くので、
イソフラボンの過剰摂取でエストロゲン依存性疾患を誘発する可能性があります。
その因果関係は現在研究中で証明されていませんが、注意しておくべきでしょう。
以下は、エストロゲン依存性疾患です。
・子宮内膜症
・子宮筋腫
・子宮体がん
・卵巣がん
・乳がん
まとめ
■イソフラボンの摂取量上限は75mg、上乗せ上限が30mg
■イソフラボンの過剰摂取は体に悪影響を及ぼす
長期にわたってイソフラボンを過剰摂取する場合、悪影響があります。
毎日どれくらいの量のイソフラボンを摂取しているか、チェックしてみましょう。